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かなやま幼稚園ブログ

園のようす

2月の誕生会☆

こんにちは!
今回は2月の誕生会の様子をお伝えします📸

今月の誕生日のおともだちです🎂



今月の先生からのプレゼントはパネルシアターで
ドレミのうたでした♬
子どもたちも楽しみながら参加しており、
まるでライブ会場のようになっていました!

おたんじょうびおめでとう!


技法ね
先日、誕生会の劇に向けて
「私、役に入り込んでいくタイプだから」
と憑依型俳優みたいなことをおっしゃっていた先生がいたのでこんなものをご紹介

世の中には演技法というものがあって
要は「どのように演じれば役を上手に演じられるか理論」みたいなものです
有名なところだと
・スタニスラフスキーシステム
・メソッド演技法
などがあり、その他数多の天才たちが残した演劇法があるといいます

ちなみに僕でも知っている、一番有名であろうメソッド演技法とは
より自然な形に近い演技を行うことを目標とするために
役柄について調べ上げたり、自身の体験や役柄の立場からその感情を疑似的に追体験したりする方法です
役になりきって性格を形成してみたり、日常生活を送ったりして深層心理まで探ってみることを練習とするそうです
入り込みすぎて自身のトラウマを引き出してしまったり、アルコール依存症になってしまったりする俳優さんもいたりとデメリットもあるのだとか
(表現のテクニックや小手先での形式的表現から離れるのね)

日本ではあまり演技法に重きが置かれないらしいのですが、
日本人ではオダギリジョーさんが実践していることで有名ですね
かの有名なロバート・デニーロさんも実践者だといい
映画『タクシードライバー』では何か月もの間実際にタクシードライバーとして運転していたそうですよ

裏話的なところですが「先生」という職業・立場も
自分が「先生」としての立ち振る舞いをすることが大切で
人それぞれ欠点もありますので実は日常生活ではできていないことも、
先生として接するときは子どもの前ではいろいろと正していくことが大切です

例えば、大人の「嫌い」は子どもに伝播しますので、苦手なものも苦手に見せない努力とかね
子どもの前では言葉遣いに気を付けるとか靴は揃えるとか、お椅子に姿勢よく座るとかね
例を挙げるときりがありません

大人の所作や言葉遣いは子どもに見られている、影響するという意識を持ち続けたいものです
(ときどき忘れて完全にじゃれあったりしていますが🐈)(精神年齢は5歳児です)
こういった面で言い方は悪いかもしれませんが、ある意味では保育者は「先生になりきる」ことが重要だったりします

この「なりきる」という行為は社会学や心理学では”ペルソナ”といい
自分の中の別の自分とでもいいましょうか
この”ペルソナ”という言葉は「仮面」という言葉から由来しており
求められる社会的役割や立場をしっかりと勤め上げることをさし、
それは社会生活において他者にとっても自分にとっても必要なことだと
なんだか演技に近いものがありますよね

こういったものが存在することが理解できていないと、
社会生活的にまずい「言うべきではないことを言ってしまう」ことや
相手の立場に立って「立場的(シチュエーション的)に仕方ないよねという気持ちを持てない」
ものということです(これは大学の教授の受け売り)

だからと言って常に社会的ペルソナを被っていると、
特に子どもは「聞き分けのいい子」のペルソナのまま
本来の自分との葛藤、ギャップに悩むことになってしまうことになりストレスを抱えてしまいます
大人の側は強権的に接するのではなく、子どもが素の自分を出すことができる場面を作ることが大事
ともされています

まあなんでもかんでも”良い加減”が必要だということで
演劇の話からずいぶんとまとまりのないお話になりましたので今回はここまでで♨