避難訓練
こんにちは!
今回は避難訓練の様子をお伝えします🔥
本日は火災を想定した避難訓練です
出火元を確認しながら、園庭に避難を行いました🏃


先生たちも消火器の訓練です🚒

応援する子どもたち

消防車の見学をさせていただきました🚒

空気呼吸器というそうです.。o○

訓練をしておくということ
■ なぜ“訓練”なのか
一見、起きる可能性が低いことを想定して練習するのは、時間の無駄に見えるかもしれません。
しかし、非常時に私たちの手元に残るのは「知っていること」ではなく「身についていること」です。
心拍が上がり、視界が狭くなる数十秒の中で頼れるのは、体が覚えた“最初の一歩”。
訓練とは、その一歩を迷わず切り出すための準備です。
かくいう私もつい先日、列に並んでいるとき、近くにいた人が倒れました。
倒れた方は割とすぐに起き上がり、従業員さんが駆けつけたため私は結果として何もしませんでしたが、
頭の中では
「周囲の安全確認→意識・呼吸の確認→声かけ→119とAEDの位置確認」
という流れが自然と思い浮かびました。
過去の講習や練習が、いざという瞬間に迷いを減らす時間になっているのかなと思った一幕です。
■ “非日常の対応”を“日常の知識”へ
避難訓練では、あえていつもの保育環境で、いつもの声かけと動線で行います。
多くの非常時は特別な状況では起きません。
だからこそ、日常の景色のままに体が動くことが要です。
避難訓練は、非日常の対応を、日常の中で再現できるくらいまで落とし込む作業です。
■ 失敗してよい“安全な練習場”
訓練の価値は、うまくやることではなく、次にもっとよくできるように“気づけること”にもあります。
列が崩れた、声が届かなかった、曲がり角で詰まった、その一つひとつに理由がある。
理由が見えれば直し方も見えます。
合図の入り方、先頭と最後尾の距離、視認など、細部の改善点をそれぞれに把握します。
避難訓練を重ねるたび、「最初の一声」「最初の一歩」「最初の合図」は確かになります。
これは“うまく動く”以上に、“安全へ向かう”力で、人としての底力のようなものを身に着ける場としても働きます。
■ ご家庭でできる準備
ご家庭では大掛かりな訓練でなくてもいいと思います。
「非常口はどこ?」「外にいたらどこに集まる?」「助けを求めるとき、なんて声をかける?」
このような短い会話で“最初の一言”を用意しておくこと。
言葉の準備は、心の準備になります。
最初の一言が出れば、次の行動は連鎖します。
■ 安心の土台をつくること
起きないほうが良いことを、あえて想定すること。
それは不安を増幅するためではなく、安心の土台づくりです。
今日の訓練を上手にできた子どもたちを褒めるとともに、ご協力いただいた消防署の皆さまに感謝し、これからも“日常の中の備え”を積み上げていきたいと思います。