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かなやま幼稚園ブログ

園のようす

マラソンのコース③

こんにちは!
今回は年少さんのマラソンコースの下見の様子をお伝えします🏃

年少さんは初めてのマラソン大会!
紅葉やさざんかのお花、柿の木や落葉の様子を眺めながらお散歩してきました☺
来週くらいから練習も始まります
みんな頑張ろうね!!💪

界のふしぎと子どものふしぎ🌎
さて、本日12月5日は「バミューダトライアングルの日」だそうです。
せっかくなので、ちょっとだけ“世界のふしぎ”をのぞいてみましょう。

バミューダトライアングルってどこ?
バミューダトライアングルは、アメリカのフロリダ半島の先端と、バミューダ諸島、プエルトリコを線で結んだあたりの、海の上の三角形のエリアのことを指します。
地図で見ると、北アメリカの右下あたりの大西洋に、ポンっと三角形が乗っているような場所です。

このあたりは
・アメリカ本土と中南米を行き来する船
・観光地の島々へ向かう飛行機
などがたくさん通る、世界でもとても交通量の多い「海の道」のひとつです。

■ どうして「魔の三角海域」と呼ばれるの?
12月5日が「バミューダトライアングルの日」と言われるきっかけになったのは、1945年12月5日に、この海域付近を訓練飛行していたアメリカ海軍の飛行機5機が戻ってこなくなった、というできごとでした。

その後も、
・船や飛行機が行方不明になった
・付近でコンパスがくるくる回ってしまった
といった話が、雑誌やテレビで「不思議な事件」としてたくさん取り上げられ、「魔の三角海域」「消える海」など、少しドキッとする名前で広まっていきました。

宇宙人が連れて行ったのでは…?
海の底に“失われた大陸”があって、そこから何かが…?

こんなふうに、さまざまな想像が世界中で語られてきたのがこのバミューダトライアングルです。

科学の目で見てみると
一方で、科学者や海の専門家たちは、この海域の事故を地道に調べてきました。

・ハリケーンなど強い嵐がよく通る場所であること
・海の流れ(ガルフストリーム)が早く、船が流されやすいこと
・浅瀬やサンゴ礁も多く、座礁のリスクがあること
・交通量が多いぶん、単純に「数としての事故」も起こりやすいこと

こうした要素が重なって、「事故が起きやすい条件がそろった海」であることは確かなようです。
でも、保険会社や沿岸警備隊の統計を見てみると、「バミューダトライアングルだけが、他の海より特別に事故が多い」というわけではない、という結論も出ています。

つまり、
「なんだかすごく不思議な海」
というイメージがひとり歩きしてしまったところも大きい、ということですね。

こわい話から、「なんでだろう?」へ
子どもたちは、「こわい話」「ふしぎな話」が大好きです。
バミューダトライアングルのような話題も、小学生くらいになるとどこかで耳にするかもしれません。

そんなとき、大人の側ができることは
「こわいね」
で終わらせるのではなく
「どうして、そんなふうに言われるようになったんだろうね?」
と、一歩だけ踏み込んで一緒に考えてみることだと思います。

たとえば、このような会話の中で
・地球儀や地図を広げて、「ここが日本で、ここがバミューダトライアングルだね」と場所を確かめてみる
・「嵐が多い場所だったら、どんなことが起きやすいかな?」と、天気と安全の話につなげてみる
・「むかしの人は、今よりずっと海がこわかったかもしれないね」と、科学が発達していなかった時代の暮らしに思いをはせてみる
“こわい不思議”を、“調べてみたくなる不思議”に変えてあげることができたら、そこから子どもたちの学びはぐっと広がることもあるかもしれません。

「わからない」から始まる学び
バミューダトライアングルの話は、大人でも「本当のところはどうなんだろう?」と感じるテーマです。

・まだよくわかっていない部分があること
・でも、世界中の人が少しずつ調べて、仮説を立てて、確かめ続けていること
・そして今のところ、「特別な“魔法の海”というより、自然と人間の条件が重なった海らしい」と考えられていること

こうした経緯そのものが、「科学って、いきなり答えがわかるわけじゃないんだね」という、とても良い学びの素材になります。

子どもたちの毎日は、「なんで?」「どうして?」の連続です。
今日のような日をきっかけに、ご家庭でも
「わからないからこそ、おもしろい」
「自分で調べてみたくなる」
ぜひ、そんな会話が広がればと思います。