2学期の終業式
こんにちは!
今回は2学期の終業式の様子をお伝えします📸
さて、早いもので本日を持ちまして2学期が終了となります
運動会にお遊戯会、マラソン大会と大きな行事もたくさんありましたね
お子さんたちにとって実りのある、そして思い出となる2学期となっていればと思います


園長先生からは、
「生活リズムをくずさないこと」
「保護者以外の大人についていかないこと」
「お年玉をいただいたら保護者の方に預けること、大切にすること」
などのお話がありました!
ぜひご家庭でも冬休みに向けてお約束をしてみてください⛄






みなさんよいお年を!
保護者のみなさま
日頃より本園の保育・教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
二学期も、保護者のみなさまのお力添えのおかげで、無事に終業の日を迎えることができました。
二学期は、運動会・お遊戯会・マラソン大会・動物園への園外保育など、子どもたちにとってさまざまな経験が重なる学期でした。
また、年長さんは稲刈りの体験などもあり、幼稚園で季節や自然の恵みに触れながら、心と体をたくさん動かす時間になったことと思います。
行事そのものだけでなく、そこに向かう日々の中で、子どもたちは挑戦したり、友だちと力を合わせたりするなかで、少しずつ自信を積み重ねてきています。
保護者のみなさまにとっても、ご家庭の中での会話や写真、子どもたちの言葉として、たくさんの思い出が残る二学期になっていましたら嬉しく思います。
また、毎日の送り迎え、体調管理、衣装や持ち物の準備、温かい声がけなど、日々の生活の中で支えてくださったことに心より感謝申し上げます。
園での育ちは、ご家庭のご協力をいただけてこそ形になるものだとここであらためて感じております。
いよいよ冬休みに入ります。
寒さも厳しくなりますので、どうぞご家族みなさま体調に気をつけて、ゆったりとした時間をお過ごしください。
三学期も、子どもたちが安心して毎日を過ごし、さらに自信を育んでいけるよう、職員一同努めてまいります。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
みなさまよいお年をお迎えください。
二学期も本当にありがとうございました。
明日はクリスマス
さて、先日お部屋で子どもと話していて
「先生にはサンタさん来るの?」という問いかけがありました。
あれあれ幼稚園のクリスマス会で、すっかりクリスマスが終わった気になっていましたが
「あれ、クリスマスってまだなんだっけ」と我に返りつつ
「サンタさんはいい子にしか来ないらしいからねえ」と話すと、
「だってお仕事してるじゃん!」となんとも可愛らしい、身に余るようなありがたい言葉をもらいました。
そんな子どもたちみんなに素敵なサンタさんが来てくれますように、と思いながら、
今回は子どもにとっては”サンタさんにプレゼントをもらえる日”の印象が強いクリスマスですが、その由来や文化について少し調べてみました。

■ クリスマスって、そもそも何の日?
日本では本来の意味合いから大きく離れつつあるイベントのクリスマスですが、その由来はキリスト教における「イエス・キリストの誕生を祝う日」です。
とはいえ、聖書には「イエスが12月25日に生まれました」とは書かれていません。
日にちがはっきり決まったのは4世紀ごろのローマで、「12月25日をキリストの誕生日としよう」と整理されたあたりと言われているそうです。
では、なぜ12月25日になったのか。
その背景には、もっと古い「冬至のお祭り」があります。
一年でいちばん昼が短い冬至を境に、少しずつ日が長くなっていく。
その節目を祝う「太陽がよみがえる日」としてのお祭りが、古代ローマにあったそうです。
暗くて寒い時期に「光の復活」を祝うお祭りが先にあり、その上に「キリストの誕生祭」という新しい意味が重ねられていった。
クリスマスには、そんな歴史が重なっています。
■ ツリーとサンタ、どこから来たの?
私たちが「クリスマスっぽいな」と感じるものは、実はわりと最近できたものが多いです。
・常緑樹のツリー
冬でも葉を落とさないモミの木は、昔から「生命力の象徴」とされてきました。
現代的な「クリスマスツリー」のスタイルを広めたのは、16世紀ごろのドイツの習慣と、19世紀のイギリス王室(ヴィクトリア女王とアルバート公)と言われています。
王室がツリーを飾ったイラストが新聞に載り、「うちもやってみよう」とだんだんと市民に広まっていきました。
・サンタクロース
サンタの元になった人物のひとりが、4世紀ごろの聖人「聖ニコラオス(セント・ニコラウス)」です。
貧しい子どもたちにこっそり贈りものをしたという伝説から、「子どもたちにプレゼントを配る人」のイメージが生まれました。
ここから少し、オランダに話が飛びます。
オランダやベルギーには、この聖ニコラオスが姿を変えた「シンタクラース」という存在がいます。
名前からしてすでにサンタとよく似ていますが、
・赤い司教服を着た、おひげの紳士
・白い馬に乗って町に現れ、子どもたちにプレゼントを配る
・本番は12月25日ではなく、その前の「12月5日(聖ニコラオスの日の前夜)」
といった特徴があります。
「よい子のところにやって来て、プレゼントをくれる」というイメージは、このシンタクラース文化がのちに英語圏へ渡る中で形を変え、アメリカで“Santa Claus(サンタクロース)”として定着していきました。
そこに、コカ・コーラの広告などで描かれた「赤い服を着た、陽気でふくよかなサンタ」のイラストが加わり、
・暖炉からやってきて
・トナカイのそりに乗り
・プレゼントを配り歩く
という、私たちが知っているサンタ像ができ上がっていきます。
クリスマスはこうして
・古い冬至のお祭り
・キリスト教の祝祭
・近代のイメージ戦略(広告や絵本など)
が何層にも重なった文化だったりします。

■ 世界のクリスマスいろいろ
日本のイメージと諸外国はクリスマスの雰囲気はかなり違うそうで。
・ドイツ・オーストリアあたり
広場にはクリスマスマーケットが立ち、ホットワインとソーセージ、スパイスたっぷりのお菓子が並びます。
「ツリー」「ろうそく」「賛美歌」が似合う、“静かな冬のまつり”感が強め。
・北欧
もともと「ユール(Yule)」という冬至のお祭りがあり、長い夜を火や食事、家族との時間で乗り切る文化があります。
寒くて暗い分、「灯り」と「ぬくもり」のありがたみが際立つ地域です。
・アメリカ
家族が集まる「ビッグイベント」。
ごちそうを囲み、ツリーの下に山のように積まれたプレゼントを開ける、映画で見たような光景が見られます。
教会に行ってミサに参加する家庭もあれば、ほぼ「家族のホリデー」として楽しむ家庭もあり、宗教色の濃さは家ごとにさまざまです。
・ちょっと変わった各国の習慣
スペイン・カタルーニャ地方では、なぜか「うんちをしている人形(カガネル)」が馬小屋の片隅にひょっこりいたり、フィリピンでは巨大な星型ランタン「パロル」が街を彩ったり、ベネズエラでは「ローラースケートで教会へ向かう」なんて風習もあるそうです。
世界のクリスマスは真面目なだけでも、ロマンチック一色なわけでもなく、結構なバリエーションがあるようです。
■ 日本のクリスマスは
さて、今度は日本のお話です。
日本の場合はかなりユニークな「派生バージョンのクリスマス」になっていそうです。
・クリスマス本番は24日
キリスト教的には25日がクリスマス当日なのに、日本で盛り上がりがちなのは「イブ」の日。
「教会に行く」より、「イルミネーションを見て、ちょっと特別なディナー」の方が定番です。
クリスマスがひとつの「年末イベント」のように扱われているのは、日本ならではの変化かもしれません。
25日が終わった途端、街からツリーが一斉に消え、BGMは一瞬でお正月モードに切り替わるという、「切り替えの速さまで含めて日本っぽい」行事になっています。
街もこんな感じになるよね

■ サンタの影に潜む「ブラックサンタ」たち
ほっこりした赤いサンタの裏側には、「ちょっと怖いクリスマスの住人たち」もいます。
いわば“ブラックサンタ勢”です。
・アルプス地方の「クランプス」
オーストリアやドイツ南部の伝承に登場する、半分ヤギ・半分悪魔のような姿をした存在です。
良い子にはプレゼントをくれる聖ニコラオス(=シンタクラース)と対になっていて、悪い子を連れ去ったり、ムチでこらしめたりすると言われています。
今も「クランプス・ラン」という仮装イベントが行われ、角だらけの怖い仮面をかぶった人たちが街を練り歩きます。
・オランダの「ブラック・ピート(Zwarte Piet)」
こちらは、先ほど出てきたシンタクラースの従者。
もともとは、顔を真っ黒に塗ってカラフルな衣装を着た姿で描かれてきましたが、「黒塗りは差別的ではないか」として、近年は大きな議論になっている存在です。
今では、顔を真っ黒ではなく「すすで汚れた程度」にしたり、設定を見直したりする動きも出ています。
・その他の“闇のクリスマスキャラ”
ドイツ語圏には、悪い子を袋に入れて連れて行ってしまう従者タイプのキャラ(クネヒト・ループレヒトなど)もいて、
「プレゼント」だけでなく「おしおき」も含めて、子どもたちの行動を正そうとする昔ながらの物語が伝わってきました。
現代の感覚からすると「ちょっとやりすぎでは…」と思う部分もありますが、
・暗くて厳しい冬を、怖さとユーモアの両方で乗り切る知恵
・「善い行い」と「悪い行い」の違いを、物語を通して子どもに伝える仕掛け
として働いてきたとも言えそうですね。
■ 最後に
クリスマスの起源や歴史をたどると、
・冬至のお祭り(光の復活)
・キリスト教の誕生祭
・家族イベントと商業イベント
が折り重なって、今の「クリスマス」になっていることが分かります。
日本のクリスマスは、どうやら原型からはだいぶ離れた派生形のようです。
それでも、寒い季節にいつもより少し丁寧に食卓を整えたり、「誰かのために贈りものを選ぶ時間」が生まれるきっかけになっているのも事実です。
サンタの赤い服も、クランプスの角だらけの仮面も、ごちそうも
突き詰めれば「冬を少し明るくするための仕掛け」なのかもしれません。
今年のクリスマスは、ケーキやディナーのメニューを考えつつ、
「そもそもこの行事って、どこから来てるの?」
と、ほんの少しだけその背景に思いをはせてみる。
そんな楽しみ方も面白いかもしれません。
みなさんよいクリスマスをお過ごしください。