ドッジボールとなわとびと
こんにちは!
今回は年長さんのスポーツの様子をお伝えします📸
さて、本日はなわとびとドッジボールを中心にスポーツ活動を楽しみました☺
冬休みを過ぎ、なわとび大会に向けてみんな上手に跳べるようになっている様子が見られます!
あやとびを披露してくれる子も👏




ドッジボールは難しい🏀
ドッジボールは、子どもたちに人気のある遊びのひとつです。
一方で、幼児の発達の視点から見ると実は難易度の高い遊びでもあります。
ドッジボールが単なる運動遊びではなく、身体の動かし方、ルール理解、状況判断、そして友だちとの関わりなど、複数の力を同時に必要とする“総合的な遊び”だからです。
今回は発達の視点から、ドッジボールの難しさを見てみます。
■ 高度な身体の操作
「投げる」「取る」「避ける」という動作は、一見するとシンプルに見えます。
しかし実際には、目で見た情報をもとに、タイミングよく身体を動かす協応動作(視覚と運動の連携)が必要です。
たとえば投球動作ひとつを取っても、足の踏み込み、体の向き、腕の振り、手首の使い方など、全身の動きが連動します。
走る・跳ぶといった基礎運動とは別の意味で、動作の“組み立て”が求められる遊びです。
また、避ける動きも「逃げる」だけではなく、ボールの方向や速さを見ながら身体をひねったり、距離を調整したりと、瞬時の判断が伴います。
■ ルールの理解と状況判断
ドッジボールのルールは、覚えることや理解すること自体が難しいことはもちろん、「状況によって扱いが変わる」点がさらなる難しさにつながります。
内野と外野の切り替わり、当たった判定、キャッチの扱い、ラインの意識など、その場その場の状況を理解しながら行動を選ぶ必要があります。
子どもたちにとっては、遊びに熱中するほど注意が一点に集まりやすく、ルールの切り替えが追いつかなくなることもまだまだ自然な姿です。
ただ一方で、こうした「ルールのある遊び」を理解し、仲間と同じ約束の中で遊びを進められるようになってきたこと自体がお子さんたちの大きな成長でもあります。
できることが増えたからこそ、遊びの幅も広がり、面白さも深まっていきます。
■ チームでの協力と社会性
ドッジボールは個人の運動能力だけで成立する遊びではありません。
味方の動きを見て位置を調整したり、パスを回す判断をしたり、取れる友だちに任せたりとチームでの協力が必要になります。
加えて、これまで経験してきている多くの遊びよりも、勝ち負けがはっきりしやすい遊びであるため、悔しさや怖さを感じたときに気持ちをコントロールする力も求められます。
ここには、感情のコントロールや、相手との距離感といった社会性の要素も含まれます。
■ 年長さんぐらいで完成できる遊び
上記のように、ドッジボールには複数の力が同時に必要です。
そのため、4歳児くらいまでの段階では、楽しめる場面がありながらもルールや判断、協力が追いつかず「遊びが成立しにくい」場面が出てきます。
そのため、ルールを易しくしたり(中当て、バウンドしてもOKのように)して”年齢なりにできる”形として楽しめるようにします。
しかし、5歳児頃になると、協応動作・状況判断・ルール理解・気持ちの整理・協力といった要素が少しずつ整ってきて、ようやく“競技としてのドッジボール”が形になりやすくなります。
もちろん個人差はありますが、年長さんでゲームとしてやり取りが成立してくること、またそれらを経験することは、発達の流れとしてとても自然でよい流れです。
■ おわりに
ドッジボールは実は難しい遊びです。
しかし、難しさの裏側には、身体の使い方、判断力、ルール理解、協力、気持ちの整え方など、子どもたちが成長していくための多くの学びが含まれています。
ルールのある遊びを理解し、友だちと約束を共有しながら十分に楽しめるようになってきたことは、お子さんたちの大きな成長です。
ぜひスポーツの時間のドッジボールをいっぱい楽しんでもらえればと思います。