- KANAYAMA BLOG -

かなやま幼稚園ブログ

園のようす

子育てフォーラム『自尊感情について』

こんにちは!
今回は令和8年度子育てフォーラムについてお伝えします📸

本日は、県の幼稚園連合会主催の子育てフォーラムが開催されました。
ご参加いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。

今回はあらためて「子どもの育ちの土台」について立ち止まって考える時間になりました。
講演もとても分かりやすく、日々の子育てや生活ですぐに活かせる視点がたくさんありました。

こんな感じ👀

理事長先生だ!👀

テーマは「自尊感情」
今日の講演の大きなテーマは、自尊感情の大切さと、その育て方についてでした。
ここでいう「自尊感情」は、一般的に使われる「自己肯定感」と同じ意味で扱われていました。
言葉が混ざると分かりにくくなるので、今回は「自尊感情」に統一して書きます。

自尊感情(自己肯定感)とは何か
自尊感情というと、「自信がある子」「何でも前向きにできる子」というイメージが先行しがちです。
ですが、今日のお話では自尊感情は、大きく2層に分けて考えることができる、という説明でした。

・基本的自尊感情
・社会的自尊感情
この2つは似ているようで、性質が異なるということで。

2層構造で考えると、見え方が変わる
まず土台になるのが「基本的自尊感情」です。
これは「ありのままの自分を尊重する感覚」「自分の存在を大事に思える感覚」といった、根っこの部分です。

そして、もう一つが「社会的自尊感情」。
こちらは、他者と比較して優位に立てたとき、認められたとき、成果が出たときに生まれやすい感覚です。
たとえば「できた」「褒められた」「勝った」など、結果や評価に紐づきやすいタイプの自尊感情ですね。
この社会的自尊感情は、うまくいっているときは膨らみやすい一方で、失敗したとき、うまくできなかったとき、叱られたときなどに、すっと小さくなってしまうこともあります。

講演ではこういう整理がありました。
社会的自尊感情がしぼんでしまう場面でも、基本的自尊感情が土台としてしっかり残っていると、立ち直りやすい。自分を支えてくれるのは、最後は「基本的自尊感情」なんだ、という考え方です。
この説明は、子どもだけではなく大人にも当てはまるところがありますね。
うまくいく日もあれば、うまくいかない日もある。
その波がある前提で、崩れにくい土台を育てていく、というお話でした。

基本的自尊感情は、どう育つのか
では、その土台である基本的自尊感情はどう育つのか。
今日の講演では、「共有体験」という言葉が用いられていました。

基本的自尊感情は、他者との共有体験を積むことで育っていく。
そして、その共有体験を増やすためのコツとして、

・子どもと同じ目線で、並ぶ関係に立ってみる

という提案がありました。

大人が上から教える、評価する、正す、だけではなく、同じ景色を見て、同じ気持ちを味わう。
子どもの世界に、いったん大人が入っていく。
そういう経験の積み重ねが「自分はここにいていい」「このままで大丈夫」という感覚につながっていく、という流れです。

おわりに
今日の講演は、「自尊感情は大事です」という一般論だけではなく、
・自尊感情は2層構造で考えられる
・揺れやすい部分(社会的自尊感情)と、支えになる土台(基本的自尊感情)がある
・土台は共有体験で育つ
という内容でした。

なかなかすべてが完璧にできることはないのかなとは思います。
しかし、日々の忙しさの中でも「たまにでも並べた」「ちょっと共有できた」が積み上がるような意識を持てるようになるというだけでも本日の講演には十分に意味があったものだと思います。
今日の学びを明日から少しずつ活かしていけたらと思います。

あらためて、本日ご参加いただいたみなさまありがとうございました。