- KANAYAMA BLOG -

かなやま幼稚園ブログ

園のようす

避難訓練🏃

こんにちは!
今回は避難訓練の様子をお伝えします📸

本日は地震を想定した避難訓練を行いました
特に年少さんの多くは、幼稚園で初めて避難訓練に参加します
少し緊張した様子もありましたが、先生の話をよく聞きながら避難の仕方や大切な約束を確認することができました!
避難訓練は、子どもたちを怖がらせるためのものではなく、もしもの時に落ち着いて行動するための大切な経験です
これからも日々の園生活の中で、安全への意識を育んでいきたいと思います



児期と避難訓練
幼稚園では、子どもたちが安心して園生活を送ることができるよう、日頃からさまざまな安全への取り組みを行っています。
そのひとつが、避難訓練です。

地震や火災など、災害はいつ起こるか分かりません。
大人であっても、突然の出来事には驚き、慌ててしまうことがあります。
まして幼児期の子どもたちにとって、非常ベルや放送、いつもと違う先生たちの雰囲気は、それだけで大きな緊張を伴う経験になります。

だからこそ、幼児期の避難訓練では、単に「早く避難すること」だけを目的にはしていません。
先生の話を聞くことや慌てずに行動すること、決められた場所に集まること、自分の身を守るための約束を知ること。
こうした一つひとつを、子どもたちの発達段階に合わせながら、経験として積み重ねていくことを大切にしています。

「怖がらせる」のではなく、「備える」
避難訓練というと、少し怖い印象を持つこともあるかもしれません。
しかし、幼稚園で行う避難訓練は、子どもたちを不安にさせるためのものではありません。
大切なのは、「もしもの時には、こうすればいいんだ」と、子どもたちなりに見通しを持てるようにすることです。

初めて訓練に参加する子にとっては、放送が流れるだけでも驚くことがあります。
急に活動を止めて、先生のそばに集まることも、普段とは違う経験です。
年少さんの中には、幼稚園で初めて避難訓練に参加する子もいます。

そうした子どもたちにとって大切なのは、最初から完璧に行動することではありません。
まずは先生のそばで安心すること。
先生の声を聞いて動いてみること。
周りの友だちの様子を見ながら、「こうするんだ」と少しずつ分かっていくこと。
このような積み重ねが、やがて落ち着いた行動につながっていきます。

幼児期だからこそ、経験が力になる
幼児期の子どもたちは、言葉だけで理解するよりも、実際に体験することで多くのことを学んでいきます。
「地震が起きたら、先生の話を聞きます」
「火事の時は、煙を吸わないように気をつけます」
「避難する時は、慌てずに行動します」
こうした約束も、言葉として聞くだけでは、まだ十分に実感しにくい部分があります。

実際に体を動かし、先生と一緒に避難場所まで歩き、集まって話を聞くことで、子どもたちの中に少しずつ経験として残っていきます。

もちろん、年齢によって理解の仕方は異なります。
年少さんは、まず「先生と一緒に動く」「集まる」「待つ」という経験が中心になります。
年中さんになると、約束の意味が少しずつ分かり、自分で意識して行動する姿が増えていきます。
年長さんになると、落ち着いて話を聞くことに加え、小さい友だちの手本になる場面も出てきます。
同じ避難訓練でも、子どもたちはそれぞれの年齢や経験に応じて、大切なことを学んでいます。

「お・か・し・も・ち」の約束
避難訓練では、「お・か・し・も・ち」の約束を確認しています。
お……おさない
か……かけない
し……しゃべらない
も……もどらない
ち……ちかづかない
よく知られた合言葉ですが、幼児期の子どもたちにとっては、一つひとつの意味を実際の行動と結びつけていくことが大切です。

押さないということは、前のお友だちを大切にすること。
駆けないということは、自分も周りの人も転ばないようにすること。
しゃべらないということは、大切な先生の声を聞くために必要なこと。
戻らないということは、安全な場所へ向かうための大切な判断です。
近づかないということは、危ない場所や物から自分の身を守るための大切な行動です。

避難訓練は、防災のための活動であると同時に、集団生活の中で大切な行動を学ぶ時間でもあります。
自分だけでなく、周りの友だちと一緒に安全に行動する。
その感覚を、子どもたちは園生活の中で少しずつ身につけていきます。

先生たちにとっての訓練でもあります
避難訓練は、子どもたちだけのためのものではありません。
園の職員にとっても、非常時の動きを確認する大切な機会です。
どのように子どもたちを誘導するのか。
どの経路を使って避難するのか。
人数確認をどのように行うのか。
年少児や不安の強い子には、どのように声をかけるのか。
けが人や体調不良の子がいた場合、どのように対応するのか。
実際に訓練を行うことで、日頃は気づきにくい課題が見えてくることもあります。

安全への取り組みは、一度確認すれば終わりというものではありません。
訓練を重ねる中で、園全体の動きを見直し、より安全に、より落ち着いて行動できるようにしていくことが大切です。

初めての経験を、安心につなげる
今回の避難訓練では、年少さんの多くは幼稚園で初めて避難訓練に参加します。
いつもとは違う雰囲気に少し驚いたり、緊張したりする姿もありましたが、先生の話を聞きながら、一つひとつ確認して参加することができました。

初めての経験は、子どもにとって小さな挑戦です。
最初からすべてを理解して、落ち着いて行動できるわけではありません。
しかし、先生と一緒に経験し、「大丈夫だった」「できた」という感覚を持つことで、次の安心につながっていきます。

幼児期の避難訓練で大切なのは、恐怖を与えることではなく、安心して行動できる土台をつくることです。
その力は、一回の訓練で急に身につくものではありません。
日々の園生活の中で、少しずつ育っていくものです。

日常の生活が、もしもの備えに
避難訓練は、特別な日の特別な活動のように見えるかもしれません。
しかし、その土台にあるのは、実は毎日の園生活です。

先生の話を聞く。
友だちと一緒に行動する。
順番を守る。
落ち着いて待つ。
困った時に先生に知らせる。
普段の生活の中で積み重ねていることが、非常時の行動にもつながっていきます。

安全教育は、防災の日だけに行うものではありません。
毎日の生活の中にある小さな約束や経験が、子どもたちを守る力になっていきます。
これからも、子どもたちが安心して園生活を送ることができるように、日頃の保育と訓練を合わせて、安全への意識を大切にしていきたいと思います。