うさぎのえ
こんにちは!
今回はうさぎの絵の様子をお伝えします🐇
さて、年長さんでは幼稚園のうさぎさんをみんなで描きます🖍
よくその様子を観察して、自分の手元に写すように描くこの時間は
少しの緊張と描きあがりの楽しみが共生する時間です🐰
よく見て描きます🖍
いい集中力です☺
写生を通して育まれる力
幼稚園では今回、実際のうさぎを観察しながら描く「写生」の活動を行いました。
写生は、絵の技術習得が目的ではなく、観察力・表現力・思考力など、子どもの基礎的な力の育成に関わる重要な体験です。
🐇 観察によって得られる気づき
写生では、対象をよく見ることが求められます。
普段は意識しない細かな特徴、耳の長さ、目の色、毛の質感などに目を向けることで、視覚的注意や認識の精度が高まります。
観察すること自体が学びの出発点となります。
🐇 粗雑から緻密へ
描きはじめは単純な形や象徴的な表現が多く見られますが、経験を重ねると次第に輪郭や構造、色彩の差異にも着目するようになり、描写はより精密になります。
この「粗雑から緻密へ」という過程は、感覚や運動の発達、認知的な成長と密接に関係しています。
この傾向は写生に限らず、折り紙や体操、制作活動など、他の分野でも共通して見られる発達の流れです。
🐇 表現を通じた思考の展開
単に視覚情報をなぞるのではなく、構成や配色などに子どもの思考が反映されます。
また、観察する中で子どもによっては「耳はなんのため?」「どうして目が赤い?」などの疑問を持つ場面も見られ、探究心の芽生えにもつながります。
大人が気づきのきっかけを与える言葉がけをすることも発達の一助となります。
表現と知的活動は、互いに結びついています。
🐇 集中と静けさの中で
活動中、子どもたちは比較的落ち着いて対象に向き合い、一定の時間集中して取り組む姿が見られました。
静かな環境の中で注意を保ちつつ描く経験は、内的な安定や情緒の自己調整の一助ともなりますね。
写生は、観察、思考、表現を一体的に促す活動です。
対象を丁寧に見つめ、手を動かして描くことで、子どもは世界の捉え方を深めていきます。
こうした体験活動を行うことで、子どもたちの発達にもよい影響を与えられればと考えています。