しつないあそび
こんにちは!
今回は室内遊びの様子をお伝えします📸
さて、あいにくの天候ではありましたが、かなやま幼稚園は室内で遊ぶところもたくさんあります☺
お片付けもしっかりできました✨
西洋のティーセットと東洋の絵柄
ここ最近、ディズニーのお土産をいただきました。
ついつい、いいよいいよなんて嘯いてしまいますが、こういうのもいただくとなかなか嬉しいものですね。
大変ありがたく頂戴しましたが、よくみればこれまたなかなか洒落ているデザインの茶筒(缶)であります。
さて、西洋のティーカップやお皿にこのディズニーの缶のような、どこか東洋的な模様を見かけたことはありませんか?
龍や鳳凰、竹、蓮の花、あるいは繊細な唐草模様や青一色で描かれた風景。
それらはまるで、中国や日本の焼き物を思わせるような、不思議な趣をまとっています。
こういうのね
ではなぜ、西洋の食器やティーセットに遠く離れた東洋の絵柄(オリエンタル柄)が用いられてきたのでしょうか?
実は”茶”という文化が、東洋から西洋へともたらされた歴史と深く関係しています。
▶東洋の茶文化と文様
17〜18世紀、ヨーロッパでは中国や日本からもたらされた茶・磁器・絹・漆器などが熱狂的に受け入れられました。
特に、中国の青花磁器(染付)や日本の伊万里焼・柿右衛門様式といった茶器は、見たこともない文様と高度な技術により、東洋の神秘と洗練を象徴するものとして扱われました。
特に紅茶文化が浸透したヨーロッパでは「茶といえば東洋」といったイメージが定着して、同時に使用する茶器にもこのようなオリエンタル柄が多く用いられるようになります。
・中国:紀元前からの茶文化、唐・宋・明時代に茶器が発展
・日本:禅や茶道において茶器は「美と心の修養」の象徴
・欧州:紅茶文化が始まるとともに、「茶といえば東洋」というイメージが定着
👉 茶器=東洋、という構図ができあがり、オリエンタル柄の茶器が当たり前になった
龍や鳳凰、竹、松、花鳥風月など、自然や精神性を映し出すモチーフはヨーロッパ人にとってまさに「異国の美学」です。
こうしたオリエンタルな茶器は、やがて貴族の間で地位と教養の象徴となり広く蒐集されました。
そして、これらの東洋磁器に魅せられた西洋諸国はついに自国でも模倣を始めます。
ドイツのマイセンやフランスのセーヴルなど、名だたる陶磁器メーカーによって東洋の意匠を取り入れたティーセットが次々と生産されます。
この東洋趣味の流行は、やがて「シノワズリ(chinoiserie、東洋趣味)」として確立し、18世紀ヨーロッパの芸術や生活文化全体に深い影響を与えることになります。
と、(僕的には)お話を広げようと思えばいろいろな方向に広がってしまう内容でしたが今回はここまでにします
ご興味のある方だけお読みくださいね🧐