ひらがなの時間✏
こんにちは!
今回は年長さんのひらがなの時間の様子をお伝えします✏
年長さんからは鉛筆をもってひらがなの練習をしていきます!
最初は画数の少ない文字から、だんだんと書ける文字が増えていきます🖍
ひらがなを書く
ひらがなの「読み」「書き」が身につくタイミングには、ある程度の発達の目安があります。
タイミングに合わせて適切な環境づくりをしていくことが定着の手助けになっていきます。
多少の個人差があって自然なことですので、それぞれの年齢で育つ“文字の世界”を大切に見守ってください。
▶ 3歳ごろ(年少前〜年少)
【読む】 文字への興味が芽生える/マークや絵と文字の違いを感じ始める
【書く】 お絵かきや線遊びを楽しむ/丸やグルグルなどの模倣
この時期はまだひらがなに意味として向き合う段階ではなく、「模様」や「記号」としての文字に気づき始める頃です。
絵本の表紙や看板にある大きな文字など、身近な環境で出会う中でゆっくりと興味が育っていきます。
▶ 4歳ごろ(年中)
【読む】 知っている文字を見つけて読む/自分の名前やよく使う言葉を覚える
【書く】 真似して書く・なぞる/読める文字から書きに挑戦する
年中さんになると、「読む力」が先に育ちやすくなります。
絵本の読み聞かせや保育室の文字環境の中で、「これ“あ”だ!」と自分から読もうとする姿が増えてきます。
読めるようになると、だんだんと「書いてみたい」という気持ちが出てきます。
しかし、まだ書くことには手の力や集中力が必要です。
形が崩れたり、鏡文字になったりするのはよくあることですので、書くことそのものに興味を持っていることが素晴らしいことです。
▶ 5~6歳ごろ(年長)
【読む】 ほとんどのひらがなを読めるようになる/短い文が読めるようになる
【書く】 名前や簡単な言葉を書く/書き順や形も少しずつ意識できる
この時期になると読む力が安定して、書く力がぐんと伸びてくる時期です。
特に自分の名前や「ありがとう」「だいすき」など、気持ちのこもった言葉は書けるようになる喜びにつながります。
▶ 小学校入学以降
【読む】 音読や文章理解/意味を考えながら読む
【書く】 書く量が増え、文として表現する
小学校に入ると、ひらがなをしっかり学ぶ時間が設けられ、形の正しさや丁寧さが求められてきます。
幼児期に「楽しく読む・楽しく書く経験」があった子は、授業にも前向きに取り組めることと思います。
ご家庭で意識していただきたいのは、ひらがなは“お勉強”としてではなく、子どもが自分の気持ちや世界を表現する手段だということです。
「書きたい」「伝えたい」という気持ちが育っていれば、それはもう大きな一歩です。
幼稚園では読み聞かせや音読、年長さんでは筆記の練習など、日常の中で自然にひらがなと関われるように工夫をしています。
ぜひご家庭でも「読めたね!」「書けたね!」とことばの喜びを一緒に感じてください。