- KANAYAMA BLOG -

かなやま幼稚園ブログ

園のようす

クリスマス会🎄

こんにちは!
今回はクリスマス会の様子をお伝えします🎄

クリスマス会に向けて各クラスではかわいい帽子を作りました💕


プロの演奏家の方による音楽会です♪
色々な楽器とともに楽しい音楽を聴かせていただきました☺



一緒に歌を歌って楽しんでいると…🎅
サンタさんが幼稚園に来てくれました!

先生がサンタさんだと思っていた子も…☺

喜びとともにサンタさんの登場に、
子どもたちに少しの緊張が走ります…🎅

サンタさんに質問の時間!


園長先生からサンタさんにお礼のプレゼント🎁
サンタさんありがとうございます!

とても楽しいクリスマス会でした🎄

リスマスツリー🎄
いつの間にか年末になり、クリスマスも近づいてきました。
街のイルミネーションや音楽も少しずつ増えてきて、「あれ、ついこの前まで半袖じゃなかったっけ?」と時間の早さにびっくりしてしまいます。

今回はクリスマスツリーについてご紹介してみます。

【クリスマスツリーはどこから来たの?】
クリスマスツリーのルーツは、主にドイツ周辺だと言われています。
中世ヨーロッパでは、冬でも葉を落とさない常緑樹(モミの木など)に、「命の象徴」として特別な意味が込められていました。

冬は、昔の人たちにとって「寒さ」「飢え」「暗さ」と隣り合わせの厳しい季節でした。
そんな中で、雪の中でも青々と葉を茂らせている木は、
・命が続いていくこと
・春への希望
・守られている安心感
こうしたものを象徴する存在として、大切にされてきました。

そこにキリスト教の考え方が重なり、「クリスマス=イエス・キリストの誕生を祝う日」のお祝いとして、常緑樹を飾る習慣が広まっていきます。
それが少しずつ形を変え、現在のような「クリスマスツリー」として世界中に広がっていきました。

【どうして「モミの木」なの?】
ツリーと言えば、モミの木やトウヒなどの、三角形のシルエットの木をイメージする方が多いと思います。
モミの木が選ばれてきた理由としては
・冬でも葉を落とさない(常緑・永遠の命のイメージ)
・枝ぶりがよく、飾りを下げやすい
・ヨーロッパの寒い地域でも育ちやすい
といった実用的かつ象徴的な理由が重なっています。

日本では、本物のモミの木を用意するのはなかなか大変なので、
今は多くの家庭や園で「人工ツリー」が活躍していますが、形はやはりモミの木のシルエットを真似しています。
つまり、あの三角形の形自体が、すでに長い歴史のつまった“記号”でもあるのですね。

【ツリーの飾りにはどんな意味があるの?】
あたり前のように飾っているオーナメントにも、それぞれ元になった意味やストーリーがあるそうです。

● ガラスボール(丸い飾り)
昔はリンゴやナッツなど、本物の果物や木の実を飾っていたと言われています。
それがだんだんと、割れにくい・長持ちするガラス製の飾りに変わっていきました。
丸いボールは、
・実り、豊かさ
・家庭の円満、つながり
などを連想させる形として好まれた、とも言われています。
「今年も家族で元気に過ごせますように」という願いが込められていると想像してみると、ボールを飾る手も少し丁寧になりそうです。

● キャンディケイン(杖の形のお菓子)
赤と白のしま模様の「杖の形」のお菓子、見たことがある方も多いと思います。
あの形は「羊飼いの杖」をイメージしたものだとされ、迷子の羊を導くように「人を導く」「見守る」という意味が込められている、とも言われています。

● ベル(鐘)
鐘は「良い知らせ」を伝える道具として使われてきました。
ツリーのベルも、「楽しいクリスマスが来たよ」「新しい年がもうすぐだよ」という、明るいお知らせの象徴のような存在です。

もちろん、現代では「かわいいからつける」「色のバランス的につける」という理由も十分ありですよね。
意味を知った上で、好みに合わせて自由にアレンジできるとまたちょっと楽しいですね。

【てっぺんの「星」や「天使」にはどんな意味が?】
ツリーの一番上につける飾りを「トップスター」「ツリートッパー」と呼びます。
・星(ベツレヘムの星)
キリスト教では、イエス・キリストの誕生の際に「東方の三博士」を導いた星があったとされ、その星を表したもの、と言われます。
星は「導き」「道しるべ」の象徴でもあるので、「この家にも良い道しるべがありますように」という気持ちを込めることもできます。

・天使の飾り
天使は「良い知らせを伝える存在」として登場します。
上から全体を見守ってくれているイメージで、天使のオーナメントを飾るものもありますね。

【光るイルミネーションのはじまり】
ツリーに欠かせないのが、キラキラ光るライトです。

もともとはツリーには「ろうそく」が飾られていました。
冬の長い夜の中で、小さな炎は「闇の中の光」「希望」を象徴するものでもありました。

もちろん、本物の木にろうそくを灯すのは、火事の危険もあってなかなか大変です。
そのため技術の発展とともに、電球のライトへと姿を変えていきました。
今ではLEDライトで安全に、しかも色の変化や点滅パターンも楽しめるようになりましたね。

【世界のクリスマスツリー事情】
ちょっとした世界のツリー事情もご紹介します。
・ドイツや北欧の一部地域
現代でも本物のモミの木を使う家庭が多く、「森で木を選んで持ち帰る」という伝統が残っている場所もあるそうです。

・アメリカ
大きなツリーを家の中にどーんと飾るご家庭も多く、家の外側にもライトをつけて「おうち全体がツリー状態」になることもあるそうで。
近所同士で飾り付けを見て歩くのも一つのイベントになるそうです。

・日本
住宅事情もあり、コンパクトなツリーや、壁掛けタイプのツリーも人気です。
最近は、枝の色が真っ白の「ホワイトツリー」や、木の板や枝でできた「北欧風の木製ツリー」など、インテリアとして楽しめるタイプも増えてきました。

【おわりに】
クリスマスツリーは、ただの季節の飾りではなく、
・命の象徴
・光や希望の象徴
そんな意味や物語が、枝や飾り一つひとつに詰まっています。

今年ツリーを眺めるとき、
「この丸い飾りにはどんな思いを込めようかな」
「てっぺんの星は、誰のどんな道を照らしてくれるだろう」
そんな視点で見てみると、いつものツリーが少しだけ違って見えてくるかもしれません。