マーブリングとはこういうもの
こんにちは!
今回はマーブリングの様子をお伝えします🌀
マーブリング画法は、水にインクや絵の具を浮かべ、その上に紙や布を置いて模様を転写する技法で
この技法によって、抽象的で美しい模様が描かれます。
特にマーブル模様(大理石のような模様)が特徴的で、色の流れや重なりが独特の美しさを生み出します
マーブリング画法の基本的な手順はこんな感じ
①準備: マーブリング用の水にインクや絵具をその液体の表面に落として模様を作ります
②模様作り: インクや絵具を水面に滴らせ、竹串や針などでそのインクをかき混ぜることで、様々な模様を作り出します
③転写: 色が水面に広がったら、紙や布を水面に軽く置いて模様を転写します
ということで先生が活動風景を撮影してくれましたのでご紹介します☺
子どもの表情もとてもいいので今回は撮ったお写真は無作為で
-偶然を使う-
マーブリングとは美術ではいわゆる「偶然」を楽しむ技法になります
「偶然」を活用した美術には人為を超えて、作為的に計画された作品とは異なり
予測不能な要素や偶然の作用が作品に新たな価値や意味を与えるという考え方があります
シュルレアリスムを代表するマックス・エルンストが駆使した「フロッタージュ(こすり出し)」や「デカルコマニー(転写技法)」などの技法が有名ですね
幼児期でも
・にじみ絵(絵の具をにじませて偶然の模様を楽しむ)
・スパッタリング(ブラシや歯ブラシで絵の具を飛ばし、できた模様を発見する)
・マーブリング(水の上にインクを浮かべ、偶然の模様を紙に写す)
・フロッタージュ(葉っぱやコインの上に紙を置き、クレヨンでこすり出す)
・デカルコマニー(絵の具を塗った紙を折りたたんで開き、対称的な模様を作る)
のような偶然を用いた画法を楽しみます
大人になるとついつい予定調和的なものに価値を見出しがちですが、
幼児期はそういった先入観無しに偶然生まれる形や色を楽しみながら創造することができる時期とも言えます
このような観点からも幼児教育では上記のような偶然を楽しむ制作や技法がよく取り入れられます
偶然できた例えば絵の具のにじみ、粘土のひび割れ、水彩の混ざり合いなども子どもにとっては子どもにとっては想像力を刺激するきっかけにもなりえます
日常でも大人の感覚での「きれいか否か」に拘りすぎず、いろいろな様子を子どもと共有したいですね