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かなやま幼稚園ブログ

園のようす

工事の様子

こんにちは!
今回は工事の様子【基礎編】をお伝えします📸
※あとでコンクリート打設の写真をいれて、こちらの記事を更新したいと思います
タイトルに【追加】とか入れておくのでよかったらまた見に来てください👀

さて、水道の配管が終わり
いよいよ基礎を作る工程に入りました🔨

基礎とは、建物を支えるために地面と建物の間に設ける土台部分のことです
ここがしっかりしていないと、どんなに立派な建物でも傾いたり、ひび割れが生じたりします…
「コンクリート流すだけ」の作業ではなく、こちらも多くの工程が必要です
基礎は、地盤の状態や建物の重さに合わせて鉄筋やコンクリートを使い、長い年月に耐えられるよう設計・施工されます
まさに「建物の命」とも言える部分で、この段階の精度が完成後の安心感や耐久性に直結します

前回のお伝えの最後は水道配管の様子でこんな感じでしたが

じゃーん(広い)

じゃーん(広い)

今見えているこれは”配筋”と言って、コンクリートの中に鉄筋を組み込む作業のことです
鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは押す力に強いという性質があるため、両者を組み合わせることで丈夫で長持ちする基礎になります
規定の位置や間隔で鉄筋を組むことで、地震や地盤の動きにも耐えられる強度が確保されます

「あれ、もうコンクリート打ってあるじゃん」と思った方は鋭い
これは、”捨てコン”と言い「捨てコンクリート」の略で、基礎工事の初期に地面に薄く打つコンクリートです
名前だけ聞くと無駄に思えますが、実際はとても重要な下準備で
主な役割は、
・基礎の正確な位置出しのための水平で平らな面をつくる
・地面からの湿気や泥の影響を防ぎ、作業しやすくする
・型枠や鉄筋を正しい位置に設置するための基準面になる
構造的な強度には直接関わらないため「捨てるコンクリート」と呼ばれますが、これがあるかないかで後の精度や耐久性が大きく変わります
きっちり等間隔ですごい↓

端の方の処理も美しい

かわいいさいころみたいなのが挟んであります🎲
これは鉄筋と地面、型枠との間に一定の空間を確保するためのコンクリート製や樹脂製のスペーサーで、
見た目がさいころのような立方体なので「さいころ」と呼ばれるそうです(本当)
役割としては、
・かぶり厚(鉄筋を覆うコンクリートの厚み)を確保する
・鉄筋が地面や型枠に直接触れて錆びるのを防ぐ
・コンクリート打設時に鉄筋の位置がずれないように固定する
もしさいころが適切に入っていないと、かぶり厚不足で鉄筋が露出しやすくなり、基礎の耐久性が大きく落ちてしまいます。
なかなか地味で可愛い部材ですが、長く安全に建物を支えるためには欠かせないものです