- KANAYAMA BLOG -

かなやま幼稚園ブログ

園のようす

言葉と触れ合う

こんにちは!
今回は子どもたちの本との触れ合いの様子をお伝えします📖

かなやま幼稚園では絵本のかし出しを行っており、
子どもたちが各々好きな絵本をかりてお家へお持ち帰りします

こちらは年少さん
自分がかりる絵本を紹介してくれました!

こちらは年長さん

こんな感じで好きな本を幼稚園で選んでいきます📖
同時に、みんなで使う共有物を大切にする気持ちを経験したり
絵本を通じた保護者の方との触れ合いを大事にする時間を経験してほしいと考えています

かなやま幼稚園の書棚には
2歳児向けの絵本から小学校低学年くらいまでが読める絵本がそろっていますので
在園期間中ずっと絵本を楽しめる空間になっています☺

こちらも年長さんですが、こちらは音読の時間です
年中さんでは「読む」、年長さんでは「書く」練習をしていきますが
年長さんでは「音読」する力も養っていきます


お部屋では音読のワークを用いて、
先生といっしょに言葉や文章を声に出して読む練習をしています


音読の時間の最後にはみんな上手に読めるようになっていますので、
ぜひご家庭で音読の様子をお話してみてくださいね♪

幼児期の音読は前頭前野(記憶、感情の制御、判断などをする脳の重要な部分)の活動を活発にし、
”発語→自分の声で聴く ”の繰り返しで理解力を向上させる練習になると言われています

発達の段階から見てみると
”読み聞かせ”→”音読”→”黙読”
の順番で本と触れ合っていくことになるので、
幼児期はちょうど読み聞かせと音読の過渡期に当たりますね
まずは、絵柄の面白さや言葉遊びの楽しさなどから
子どもが『本』という媒体に興味をもてるようにしたいです
(黙読の早さを獲得するためにはまた違うベクトルの練習が必要なので、ご興味があれば調べてみてください)

とりわけ、文字を認識することが未発達である幼児期は
聴覚からの情報収集がとても重要になりますので
かなやま幼稚園では毎日の読み聞かせを大事にしています
今日は何の絵本を読んだかをぜひご家庭でお話の話題にしてください

加えて幼児期から学童期への橋渡しがスムーズに実行されるように、
毎日の読み聞かせに加えて年長さんでは音読を実施しています

音読嫌いは本(活字)嫌いに直結します
活字を認識する能力は大人になってからも情報のインプットには重要な部分ですので
学童期に入っても楽しく音読ができるように見守ってあげてください


寿限無って
小学校の頃になんとなく暗記した記憶がありますね
落語の一つで、息子に幸福になってほしいという思いから
住職さんにいただいたお名前を全部付けたら長くなってしまったよ
ってお噺なんですね
(タイガーアンドドラゴンとか俺の家の話を思い出しますね)

寿限無 寿限無
(命が無限に続きますように)
五劫の擦り切れ
(一劫=天女が水浴をするときに岩の表面がわずかにすり減って岩がなくなるまでの期間、40億年)
(永遠に長い時間)
海砂利水魚海の
(海の砂利や水中の魚のように数限りなく)
水行末 雲来末 風来末
(来し方行く末には果てがない水・雲・風のように)
食う寝る処に住む処
(食べるもの、寝るところ、住むところに困らないように)
藪ら柑子のぶら柑子
(縁起物の木)
パイポ パイポ パイポのシューリンガン、グーリンダイ
(長生きをしたパイポ王国のシューリンガン王、グーリンダイ妃)
ポンポコピーのポンポコナの
(シューリンガン王とグーリンダイ妃の子どもたち一族のように)
長久命の
(長く、久しい命)
長助
(長く助ける)

だそうです
とても親心、思いの込められたお名前ですね
長いのが難点ですがとてもいい名前だなと思いました