認定こども園ね🏠
こんにちは!
今回は認定こども園について制度の概要や、
かなやま幼稚園の考え方についてお伝えいたします
保護者のみなさまにはぜひご一読いただければと存じます
よろしくお願いいたします!
【認定こども園とは】
制度の歴史
就学前の子どもについて「保護者の就労の有無に関わらず同一の施設を使用できるようにする」という考え方から始まっています
第164回の国会で「就学前の子どもに関する教育,保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が成立し、平成18年より制度が開始されました
両親の就労割合の増加や就労形態をはじめとする社会構造の変化によって子どもの保育ニーズを満たすことができる施設として認定こども園が設置されています
したがって認定こども園は教育と保育が同一施設で受けることのできる施設であることが大きな特徴となっています
教育と保育
認定こども園のそもそもの考え方の中に「就学前の子どもに幼児教育を」というものがあります
(教育・保育の無償化も、もともとは「幼児教育の無償化」でしたね)
制度上では“教育は幼稚園”、“保育は保育所”という明確な区分があります
幼稚園は学校教育法に乗っ取った施設で、大学・高等学校・中学校・小学校と同列の学校です(学校教育法第1条)
しかし、幼稚園は1日あたり4時間の教育時間が原則となっているため2000年代にはご両親で就労している場合などで「お子さんに幼児教育を受けさせることができないことがある」という声が出てきました
そこで、幼稚園においても“一時預かり”という形で保育を提供するようになり、今では預かり保育実施の施設が多くなりました(かなやま幼稚園でいうところのおはようクラブとのびのびクラブ)
そしてどのような家庭も一時預かりを利用すれば幼稚園にて幼児教育を受けられるようになりました
その“一時預かり部分”(保育部分)を改めて制度として定めたものが認定こども園になります
幼稚園型認定こども園とは
認定こども園には4つの類型があります
①幼稚園型認定こども園
②保育園型認定こども園
③幼保連携型認定こども園
④地域裁量型認定こども園
この中で幼稚園型認定こども園だけが、文部科学省の『教育要領』に準じた教育(学校)を提供することができます
その他の類型だと内閣府による『教育・保育要領』、厚生労働省による『保育要領』に準じて保育を提供しているという形になっています
かなやま幼稚園では、「かなやま幼稚園の教育に共感してくださる」ご家庭に当園をお選びいただいていることを最重要なことだと考えております。そのため、従来の幼稚園での幼児教育を維持・提供することのできる”幼稚園型認定こども園”に移行を検討してきました
幼児教育に加えて今回の保育機会の充実で、保護者のみなさまには当園が利用しやすくなればと思っています
(幼保連携型認定こども園の方が施設にメリットが多いので、そちらを選ぶ園さんが多いのが世間的な実情です♨)
保育所さんと比べると…
保育所さんはその目的が「保育の提供」になるので保育が必要なご家庭(いわゆる2号認定)のみの利用になります
したがって、保育所への入園は就労・病気等で「保育が欠けていること」(2号認定の取得)が絶対の条件になっています
また、保育所はご両親のどちらかの就労が終了した場合などは「家庭で保育ができる」と判断され、退園になります
対して幼稚園型認定こども園は目的が「幼児教育の提供」及び「保育の提供」になるので、教育時間のみのご家庭(1号認定)・保育が必要なご家庭(2号認定)のどちらのご家庭も利用していただくことができます
ですので、お子さんの幼稚園生活が落ち着いたころに就労することもできますし、在園中にご都合で途中で就労をお休みするということもできます(1号→2号への変更が割と容易にできる)
で、結局
かなやま幼稚園では理事長先生が、先代の理事長先生(創立者ね)の「地域の子どもに幼児期の教育を」という幼稚園設立のフィロソフィを守っていくという強い信念がありますので、学校法人による幼稚園教育に矜持を持っております
🔗幼稚園設立の歴史
時代の変化により、就労されているご家庭のが多くなったことから「入園をご希望していただく幅広いご家庭にかなやま幼稚園にお預けいただけるように」という考え方で大きな転換を図ります
当園ではこだわりをもって幼稚園型認定こども園に移行をいたしますので、保護者のみなさまにおかれましては今後ともかなやま幼稚園での生活を楽しみにしていてください!