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かなやま幼稚園ブログ

園のようす

公立高校の入試倍率が出ました

こんにちは!
今回は年に1回か2回のみお届けするお受験ご紹介回です✏
高校受験に触れてみる珍しいタイプの幼稚園ブログです🌏

私はお子さんを「幼稚園を卒園したら終わり」とは決して考えておらず、
卒園後もよりよい人生を歩んでもらいたいと常々考えています
そのためには少なくとも高校受験までは保護者の方のフォローが必要になります

高校受験は90%以上のお子さんが通る道になりますので、これが機会にならなくてもどこかのタイミングではぜひ保護者の方にも”高校受験”について考えてみていただけるとと思います

こちら読み返しても結構面白いので合わせてご覧ください☺
受験について

今年は埼玉県の県立高校の倍率を中心に
ここ数年の公立高校志願者のトレンドについてご紹介したいと思います!

まずは最新の入試倍率(進路希望調査結果)から
11枚と多いですが、興味のあるところだけご覧ください

以上をまとめると、令和5年度の埼玉県公立高校受験は
・中学校卒業予定者6万2737人(690人減)
・全日制高校への進学希望者88.4%(前年同期1.1ポイント減)
・全体倍率
 ◆全日制倍率     1.13倍(前年同期1.12倍)
 ◆全日制普通科倍率  1.19倍(前年同期1.20倍)
 ◆全日制専門学科倍率 0.96倍(前年同期0.90倍)
 ◆全日制総合学科倍率 0.99倍(前年同期0.92倍)
という発表が埼玉県からされています

どうでしょうか
保護者のみなさんの受験された頃より
全体的に倍率が低下している印象をもたれたかと思います

今回、最近の傾向として特に気になったのが
①全体的な入試倍率の低下
②偏差値上位校の倍率低下
③市立学校の倍率上昇
といったところで、受験のプロの方にお話を参考に
(私見も混じりますが)考察していきたいと思います
当てにならない話程度にご覧ください

①全体的な入試倍率の低下/②偏差値上位校の倍率低下
最初は「少子化の影響かな?」と思っていましたが、
公立高校はよくよく考えると出生数に合わせて定員を増減したり
統廃合をもって定員の調整をしていますので、基本的に倍率は維持されるはずなのです

ではなぜかというとこちらもいろいろ要因が考えられまして
・通信教育がかなり広まったこと(N高等学校やS高等学校など)
・交通アクセスがよくなったこと
・大学受験の変革
・公立高校の無償化
などが倍率低下につながっていると考えられます

ここ数年でかなり通信教育学校が普及したことで、
(N高等学校やS高等学校などね)
「自分が本当にやりたいことがある」
「すでに目標を大学受験に向けている(予備校や自主学習中心の生活)」
層の学生さんが割と気兼ねなく通信教育に流れているそうです
高校自分の時間が最大化されるということで何か目標を持っている学生さんには
よい選択肢ができたと受け取ることもできますね
一昔前とは時代が変わっていることを感じます

また、交通アクセスがかなりよくなったこと(電車の相互乗入の拡大など)
で埼玉県外の私立高校が視野に入ってきたこともこの一因と取れます
例えば浦和高校を受験する方が「チャレンジで開成高校を受験してみよう」
という選択肢が広がったりするような感じですね
偏差値上位層に特に起こりやすい現象でこれも倍率低下の一因と考えられます

大学受験の方式が大幅に変更になったことも一つ考えられて
今回大学受験の内容は割愛させていただきますが、
その影響で”大学付属私立”高校と受験に強い私立高校の人気が高まっています
大学全体でみると定員割れの大学が半数を超えているため
「選ばなければ入れる」時代ですが、
現在は「選んで入りたい」層が偏差値上位校に集中しているような傾向があるため
そのような大学に受験者が殺到して倍率が高止まりしているようです
そのため、高校選びの時点で大学付属私立校や
受験に力を入れている私立高校を選択肢にしているようです
そのような視点での高校選びも視野に入れたいですね

幼稚園同様に公立高校は無償化の対象となっていることも一因と考えられます
私立高校は無償化に条件があるので、「公立高校に絶対に行きたい!」という
パターンが多くなっているそうです
そうすると、「必ず(高い確率で)受かる」高校選びとなるため自然に各高校の倍率が分散していく
といったような流れですね
したがって偏差値もなだらかに下がっていっている高校が散見されます

逆に言えば従前ではちょっとチャレンジが難しそうな公立高校に挑戦しやすくなって
ちょっとお得じゃないのかなと思います
(川越や川越女子が1.4倍ですからね)

③市立学校の倍率上昇
(こちらは完全に私見なのであてにしないでください笑)
こちらは「そんなに倍率高いの!」って思いましたが、
管轄が県の教育委員会ではなく市町村の教育委員会になるので
色々と変更に小回りが利いてそうだというお話です
市立川越でもかなり早期にエレベーターがついていたり、
市立川口でもこまめに園舎に手が入るそうできれいだそうです
また、制服がかわいいなどで人気のある市立学校もありますので
公立高校の中ではいわゆる”特色”が出やすいのが人気の理由なのかなあと

と、いうことで今回は以上になります
受験業界も刻一刻と状況が変わるものですので、
まだまだ先のことですがお子さんの高校受験に向けて
考えていただくきっかけになればと思います☺

大学受験の専門の方にお話を伺いながら作成しました!
ご協力ありがとうございます!