- KANAYAMA BLOG -

かなやま幼稚園ブログ

園のようす

つなぎ切り

こんにちは!
今回は年少さんの製作の様子をお伝えします📸

年少さん、はさみを使った制作に取り組みました✂️
細長い青い画用紙は、子どもたちが自分ではさみを動かして作ったものです!
つなぎ切りは、一度で終わらせるのではなく、長い距離をちょきちょきと進めていくはさみの使い方です
手元をよく見ながら、少しずつ集中して取り組む姿が見られました👀
はさみの経験を重ねながら、できた喜びも感じられる時間となりました✨

さみの上達と成長
制作活動の中では、子どもたちがはさみを使う場面があります。
使い方に慣れている大人から見ると
「紙を切っている」だけ
に見えることもありますが、子どもたちにとっては、手先の動き、目で見る力、集中する力、安全に扱う意識など、さまざまな力を使う大切な経験です。

はさみの使い方は、一度に上手になるものではありません。
一人ひとりのペースに合わせながら、少しずつ経験を重ねていくことで、できることが広がっていきます。

はじめは「一回切り」から
はさみの経験は、細長い紙を一度で「ちょきん」と切る一回切りから始まることが多くあります。
この段階では、線の通りに切ることよりも、はさみを開く、閉じる、紙を持つ、安全に扱うといった基本的な動きに慣れていくことが大切です。

一回切りは短い動きですが、子どもにとっては簡単なことばかりではありません。
はさみを持つ手と、紙を支える手をそれぞれ違う役割で使う必要があります。
この経験を通して、両手を協力して使う力や、手元をよく見る力が少しずつ育っていきます。

つなぎ切りで育つ、続けて動かす力
一回切りに慣れてくると、次は紙を長く切り進める「つなぎ切り」の経験につながっていきます。
つなぎ切りは、一度で切り終えるのではなく、はさみを開いて閉じる動きを繰り返しながら、少しずつ切り進めていく使い方です。

この段階では、はさみを持つ手だけでなく、紙を持つ手の動きも大切になります。
紙がずれないように支えたり、切りやすい向きに少し動かしたりしながら、両手の役割を調整していきます。

また、つなぎ切りでは「ここまで切ろう」「線から大きく離れないようにしよう」と、見通しを持って取り組む姿も見られます。
集中して手を動かし続ける経験は、制作だけでなく、食具を使う、衣服を整える、鉛筆を持つなど、日々の生活の中の細かな動きにもつながっていきます。

曲線切りで育つ、見ながら調整する力
直線を切る経験を重ねると、少しずつ曲線を切る活動にも取り組んでいきます。
曲線切りでは、ただ前に進めるだけでなく、線の形を目で追いながら、紙の向きや手の動きを調整する必要があります。

子どもたちは、はじめからなめらかに切れるわけではありません。
少し角ばったり、線から外れたりすることもありますが、その過程の中で「どう動かすと切りやすいか」を体で感じていきます。

曲線を切ることは、目で見たものに合わせて手を動かす経験でもあります。
この力は、制作活動だけでなく、絵を描く、文字に親しむ、身の回りのものを扱うといった生活の中にも少しずつつながっていきます。

角度のある切りで育つ、止まる力と考える力
三角形や四角形、星のような形を切る時には、角度のある切り方が必要になります。
角の部分では、切り進めてきた手を一度止めたり、紙の向きを変えたり、次にどちらへ進むかを考えたりします。

この「止まる」「向きを変える」「もう一度進む」という動きは、子どもにとって大切な調整の経験です。
勢いだけで進めるのではなく、形を見ながら手を止めることは、自分の動きをコントロールする力にもつながります。

もちろん、形の通りにきれいに切ることだけが目的ではありません。
角が丸くなったり、少し違う形になったりして、それが思ったとおりだったりそうでなかったりした経験も、子どもなりに考えながら取り組んだ過程に大きな意味があります。

はさみの経験は日々の生活にもつながっている
はさみの活動では、手先の器用さだけでなく、さまざまな力が育っていきます。
道具を安全に扱うこと、順番を待つこと、先生の話を聞いてから始めること、最後まで取り組むこと、うまくいかなかった時にもう一度やってみること。
これらは、園生活の中で少しずつ身についていく大切な力です。

また、切った紙を貼ったり、組み合わせたり、作品に仕上げたりする中で、自分の思いを形にする楽しさも広がっていきます。
はさみの使い方の成長は、単に「上手に切れるようになる」ということだけではなく、自分で考え、手を動かし、表現していく力の成長でもあります。

子どもたちのはさみの使い方にも、一人ひとりの育ちの様子がよく表れます。
すぐにできることもあれば、時間をかけて少しずつ慣れていくこともあります。

小さな「ちょきん」の積み重ねの中に、子どもたちの成長がたくさん詰まっています。